ボイスモデムおよびテレフォニー機器


NCHソフトウェアのIVMIMSDialDictateおよびTRxソフトはTAPI規格のボイスモデムまたはビジネス用テレフォニーボードの使用が必要です。 ソフトウェアが機能しない原因の殆どは、ハードウェアがTAPI規格でないか、またはドライバやドライバのインストールに関する問題です。


ボイスモデム
使用中のモデムは正しく機能しますか?
ボイスモデムのテスト
お勧めボイスモデム(特定のモデル)
Windows 95AおよびWindows NT4での実行に対する問題点
ボイスモデムドライバのインストール - 不要または古いモデムドライバの削除
ボイスモデムドライバのインストール - Waveドライバがインストールされていない場合
ボイスモデムドライバのアップデート
プラグアンドプレイの問題
音声がモデムではなくスピーカーを通して再生される
通話終了検出に関する問題
電話転送に関する問題
発信者番号および発信者名表示 - 必要事項
複数のボイスモデムの使用
ISDN、T1またはその他のデジタル電話回線
ボイスモデムの購入先
モデムに関するサポートおよびディスカッションフォーラム
ビジネス用テレフォニーカード
推奨テレフォニーボード
CAHTAテレフォニーカード
CURLテレフォニーカード
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Dialogicテレフォニーカード
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ボイスモデム

ビジネス用にインストールされる場合には、ボイスモデムより信頼度が高いビジネス用音声ボード(例:CURLボードなど)のご使用をお勧めしています。 詳しくは当社お勧めのテレフォニーボードのページをご覧ください。

使用中のモデムは正しく機能しますか?
お使いのモデムが正しく機能することを確認するにはは以下の項目をご確認ください:
  1. お使いのモデムが「ボイス」モデムであること。モデムの仕様書に「ボイスモデム」である旨が記載されているかどうか。ご不明の場合はモデムの照会を行ってください(コントロールパネル -> モデム -> モデムの照会)。照会の結果AT#CLSに失敗した場合はお使いのモデムはボイスモデムではありません。ボイスモデム以外のモデムはIVMでは正しく機能しません
  2. ボイスモデムにはTAPIに100%対応したドライバ(waveドライバ含む)が必要です。モデムの製造メーカーから提供されたソフトウェア(またはその他のソフトウェア)で正しく機能するだけでは、ソフトがモデムに直接繋がっておりドライバファイルを迂回している可能性があるため不十分です。
  3. またモデム用にボイスモデムドライバがインストールされていることも確認する必要があります。Windowsプラグアンドプレイはインストール時に非音声系のモデムを選択する場合があるのでご注意ください。
  4. 注意:Windows NT4ではボイスモデムは機能しません。
ボイスモデムのテスト
お試し版のIVMを使いボイスモデムとの互換性をテストしてください。お試し版はこちらからダウンロードできます。
  1. IVM通話シミュレーション(ファイルメニューからCall Simulatorを選択)設定をテストします。通話シミュレーションでは問題なく機能するにも関わらず実際の通話時は問題が発生する場合は、問題の原因がお使いのモデムにあると言うことになります。
  2. お使いのモデムがボイスモデムではない場合、「設定」からデバイスを追加する際に警告が表示されるはずです。ソフトウェアをご使用になるにはボイスモデムを入手いただく必要があります。
  3. ボイスモデムにもTAPI対応のドライバが必要です。Windowsのコントロールパネルから「マルチメディア」をダブルクリックし「オーディオ」から「音の再生」を選択します。お使いのモデムを一覧で検索してください。一覧に見つからない場合はボイスモデム用TAPIドライバがインストールされていないということになります。この場合、例え電話が繋がった場合でもIVMのメッセージがコンピュータのスピーカを通して届きます。
モデムが正しく機能しなかった場合は正しいドライバがインストールされているか確認してください。インストールされていない場合は(製造メーカーのウェブサイトから)正しいドライバを探し、手動でインストールしてください。ドライバは100% TAPI対応でなければならず、またお使いのWindows OSに対応している必要があります。(例:クリエイティブモデムのDi5631およびWindows 98用ドライバはWindows XPでは正しく機能しません)。

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お勧めボイスモデム(特定のモデル)
当社は常に各種モデムについて調査を行っており、TAPIに完全対応している(またはしていない)一般的なモデムをお使いのお客様からご意見を伺っております。当社お勧めのボイスモデム一覧をご参照ください。

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Windowsでのボイスモデム - W95AおよびWNT4に関する問題点
Windows 95B/98/Me/2000/XP:Windowsの全てのバージョンには多くのボイスモデムに対応するMicrosoftユニモデムVドライバが搭載されていますが、これは全てのボイスモデムに対応するものではありません。モデムは頻繁にモデルチェンジが行われるため、対応する全てのモデルの一覧をリストアップすることができません。一覧に無いモデルについては、実際にお試しいただき対応の可否をご確認いただきますようお願い申し上げます。モデムに関しての問題につきましては、モデムの製造メーカーにお問合せください。メーカーによってはTAPI規格のモデムに修正やアップグレードを行っている場合があります。
Windows 95A:Windows 95AにはユニモデムVドライバが付いてきませんが、以下のMicrosoft社ウェブサイトからダウンロードいただけます:http://support.microsoft.com/kb/183317/ja。
Microsoft社がユニモデムのサイトを変更しており上記サイトからダウンロードができない場合はhttp://www.microsoft.com/ja-jp/default.aspxからユニモデムのダウンロードを行ってください。
Windows NT4:Windows NT4はボイスモデムに対応していません。ビジネス用テレフォニーカードをお使いになるか、Windows 2000/XPにアップグレードを行ってください。

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ボイスモデムドライバのインストール - 不要または古いモデムドライバの削除
モデムのアップグレードを行った場合、または不要なドライバを削除せずに追加モデムをインストールした場合、Windows TAPIドライバが正しく機能しない場合があります。こうした場合は全てのモデムをアンインストールの上、必要なモデムを1台だけ再インストールしてください。

ドライバをインストールする際はまた、IVMやDialDictateなどのソフトが実行中で無いことを確認してください。
ドライバのインストールに関しての詳細はテクニカルサポートのページからもご覧いただけます。

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ボイスモデムドライバのインストール - Waveドライバが正しくインストールされていない場合
waveドライバはインストールされていない場合が多いのでご注意ください。Windowsのコントロールパネルから「マルチメディア」をダブルクリックし「オーディオ」から「音の再生」を選択してください。一覧にお使いのモデムが見つかるはずです。一覧に見つからない場合はボイスモデムのwaveドライバがインストールされていないと言うことになります。

ドライバのインストールに関しての詳細はテクニカルサポートのページからもご覧いただけます。

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ボイスモデムドライバのアップデート
  • モデムによってはボイス非対応モデム版や正しく機能しないドライバがCD-ROM形式で同梱されていますが、アップデート版をウェブサイトからダウンロードすることでこうした問題に対処しているメーカーもあります。お使いのモデムがIVMで正しく機能しない場合、モデムの製造メーカーのウェブサイトでアップデート版およびwaveドライバのダウンロードが可能かどうかご確認ください。
  • ZoomボイスモデムやMaestroモデムを含む数多くのモデムはアップデート版のドライバが入手可能です。製造メーカーのウェブサイトからアップデート版のドライバをダウンロードしてください。
  • USR (US Robotics) モデム:USRのモデムが正しく機能するにはアップデート版のドライバが必要な場合があります。www.usr.comからダウンロードを行ってください。
  • ドライバのインストールに関しての詳細はテクニカルサポートのページからもご覧いただけます。

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ボイスモデムとプラグアンドプレイに関する問題
モデムを初めてインストールした際にプラグアンドプレイがドライバをボイス非対応モデム用と認識しインストールする場合があります。この場合、モデムをアンインストール(必須)し、コンピュータを再起動します。プラグアンドプレイがモデムを再検出しますので、自動ドライバ選択機能を使わずに手動でモデムの選択を行ってください。

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音声がモデムではなくスピーカを通して再生される
こうした問題が発生することをお客様よりご報告いただいています。モデムを一旦アンインストールしてから再インストールすることで解決する場合があります。

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ボイスモデムの通話終了検出に関する問題
モデムが通話終了のトーンを誤って検出する場合があります。IVMでは「End-Of-Call Tone Detection Settings(通話終了トーン検出設定)」を使いこうした問題を解決します。(a) モデムが通話終了トーンを検出しない場合は、「Enable Software Based Detection(ソフトウェアベースの検出を有効にする」にチェックを入れます。(b) 通話終了時以外にトーンを検出する(電話が切れてしまう)場合は、enable detection during playback(音声再生中の検出を有効化する)オプションのチェックを外します。

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電話転送に関する問題
IVMを使った電話転送のセットアップに問題がある場合は、まず通常の電話を使った転送が可能なことを確認してください。

フックフラッシュを使った転送に関する問題の1つは、国や電話システムによりフラッシュ時間が異なるという点です。お使いのPBXのフラッシュ時間を確認するか、PBXをお使いで無い場合は電話会社までお問合せください。ビジネス用テレフォニーカードは通常「Configure Hardware Box(ハードウェア設定ボックス)」を使ってフラッシュ時間を設定することができます。(Settings / Devices / Properties / Configureをお使いください)。ボイスモデムにはS29=Xという追加設定を加えることができ、Xには10分の1秒単位でフラッシュ時間を入力します。 S29=1という設定をモデムの「追加設定」に加えます(Settings / Devices / Properties / Configure / Connection / Advanced)。いくつかのモデム(Zoomモデムなど)はフラッシュフックを含む全てのトーン用に+VTDの設定を行う必要があるようです。 通常0.1秒がデフォルトとして設定されていますが、フラッシュ転送には短すぎると言う場合があります。この場合モデムのレジストリ設定を変更しデフォルトを0.7秒に変更することで解決できます。ただしこの場合モデムが送信する全てのトーンがこの長さで設定されてしまうというデメリットもありますのでご注意ください。

IVMのダイヤル速度がPBXには早すぎるという場合は、フラッシュ文字('!')の後ろにカンマを使ってポーズ(',')を挿入する必要がある場合があります。

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発信者番号に関する必要事項
発信者番号や発信者名の表示を行う場合は、CID対応のモデムが必要になります。お使いのモデムの仕様書をご確認ください。

CIDシステムは国や地域によって異なりますので、お住まいの国での発信者番号表示にモデムが対応していることを仕様書でご確認ください。例えばイギリスでは他国とは異なるCIDシステムを使っているため、イギリスのCIDに対応するモデムは非常に稀です(未確認情報ではありますが、Optima 56K EXTビジネスモデム08-03157-AがイギリスのCIDに対応しているという情報がお客様より寄せられております)。

CIDをお使いになるには、お使いの電話会社が発信者の表示に対応している必要があります。電話会社や電話会社との契約内容によっては、発信者情報の表示を行うためには電話会社にこうした機能をオンにしてもらうよう連絡をする必要がある場合があります。

モデムによってはCIDを検出するだけでIVMが使える形でTAPIに情報を送信しないという場合があるようです。モデム付属のソフトウェアにCIDの通知があるだけでは不十分です。 IVMに通知が無ければ使用中のドライバが認証しないということになります。

Zoomモデムをお使いで発信者番号通知に問題がある場合はZoomのテクニカルサポートにお問合せください。CIDが正しく表示されるようバグの修正が行われたアップデート版ドライバを入手いただけるはずです。

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複数のボイスモデムの使用
1台のコンピュータに複数のモデムをインストールすることは可能ですが、ドライバがそれを許可するかどうかについてモデムの製造メーカーに確認を行ってください。

クリエイティブモデムに関してお客様から次のようなご連絡をいただきました。「DSI/クリエイティブ社に連絡したところ、同社のドライバは1つのシステム内に同種モデムを複数インストールすることに対応していないということでしたので、PCIモデムの1つをISAモデムに交換したところ問題が解決しました。」

ビジネス向けの複数インストールには、ビジネス用テレフォニーカード(後述のCallURLカード等)のご使用をお勧めします。

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ボイスモデムをオンラインで購入する
ボイスモデムはオンラインでご購入いただくことができます。 購入時は必ず「ボイスモデム」であることを確認してください。

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ビジネス用テレフォニーカード

ビジネス用テレフォニーカードを正しくインストールすると、音質および信頼性が高まる傾向にあります。

お勧めのテレフォニーボードは以下のとおりです
CAHTAテレフォニーカード通話録音ソフトに最適なボードです。また、アナログ電話回線での使用にも適しています。CAHTAカードはこちらからご購入いただくことができます。ボード詳細についてはこちらをご参照ください:www.nch.com.au/hardware/telephony.html
CAHTAカードのインストール方法はこちらでご覧いただけます。
CURLテレフォニーカードCURL TAPI対応音声ボードは、必要な機能を全て搭載した低コストなボードです。CURLカードはこちらからご購入いただくことができます。ボードについての詳細はこちらをご参照ください:www.nch.com.au/hardware/telephonyhtml.
CURLカードのインストール方法はこちらでご覧いただけます。
Dialogicテレフォニーカード重要なお知らせ:Dialogic社は2006年1月以降同社のテレフォニーボードはTAPIに対応しない旨を発表しました。このため同社のボードを当社のソフトウェアにお使いいただくことはお勧めしておらず、テクニカルサポートもサポートプログラムをご購入いただいたお客様のみに内容限定で行っております
BrooktroutテレフォニーカードTAPI規格ドライバのBrooktrout RDSP/432は非常に良く機能します。しかしながら、BrooktroutもTAPI規格のテレフォニー機器に今後は対応しない旨を発表しました。このため同社製品も将来的に正しく機能しなくなる可能性があることから、当社では同社製品のお勧めはいたしておりません。

また、Brooktroutボードのいくつかは音声が途切れる傾向にあります。これはドライバのバグによるもので、可変バッファーサイズを受け付けていないということを意味します。詳しくはBrooktrout社のサポートデスクにお問合せください。現時点ではバグの修正に関する報告は出ていません。

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お勧めできない製品
Music Telecom Cardsはお勧めしていません。最新のドライバには未修正のバグがあることがわかっており、また、同社のサポートデスクの対応が良くない点が指摘されています。

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その他のビジネス用テレフォニー機器
SST PCTAN2およびPCTAN4カードが当社のスイフトサウンドソフトウェアで良く機能します。
その他の当社製品で良く機能する(または機能しない)テレフォニー機器をご存知の場合、是非当社までご連絡ください

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ISDN、T1およびその他のデジタル回線機器
T1回線については以前はD/240SC-T1をお勧めしておりました (www.nch.com.au/ivm/dialogic.html参照)。しかしながら、Dialogic社が2006年1月以降同社のテレフォニーボードがTAPI対応で無くなる旨を発表したため、Dialogicボードのお勧めはいたしておりません。

いくつかのTAPI機器はISDN回線にお使いいただけます。お使いいただけるテレフォニーカードの一覧につきましてはお勧めテレフォニーボードのページをご覧ください。直接TAPI対応をしているものをご購入いただくことが望ましいですが、カードがISDN CAPIのみの対応の場合はCOMISDNなどの特殊ドライバを以下のサイトからダウンロードしてお使いください:www.comisdn.org

その他当社製品でよく機能するデジタル機器をご存知の場合、当社までご連絡ください

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VoIP

NCHのソフトウェアにVoIPを使用する
VoIPはテレフォニーボードやボイスモデム等と違い高額なハードウェアが不要です。VoIPについての詳細はこちらをクリックしてください
まずは お勧めVoIPサービスプロバイダ一覧をご参照の上、無料VoIP電話番号に登録されることをお勧めします。

VoIP電話番号を入手後はVoIP設定タブ (IVMおよびDialDicate)または回線タブ(Express Talk)を使って当社ソフトに組み込むことができます。

VoIP用の特別なデバイスをご購入いただくこともできますが、コンピュータのサウンドカードをマイクとスピーカー(またはヘッドセット)と共に使うだけで、世界中のどこにいる人とでも会話をすることができます。VoIPのセットアップ方法についての詳細は こちらをクリックしてください

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