ハードウェアのヘルプ - 回線のプロパティー

回線名

この電話回線にはユーザー自身が回線名をつけます。

通話終了の検出

「通話終了の検出」はハードウェアおよびハードウェア内部のソフトウェアを使って行います。通常はデフォルト設定のままで正しく機能しますが、再生や録音中に通話が途中で切れてしまう場合や、良いハードウェアをお持ちでオンライン通話時間を短縮したいという場合は、「再生中に通話終了を検出する」オプションにチェックを入れてください。

再生中に通話終了を検出する:デフォルトでこの設定はオフになっています。これは安価な音声モデム回線によりアウトゴーイング通話の音声が通話終了トーンとして誤って認識されることを防ぐためです。プロ仕様のテレフォニーデバイスをお持ちで長時間の録音再生を行う場合などは、このオプション使用すると録音再生中に通話相手が電話を切った場合はDialDictateもすぐに接続を切ることができます。オフにしてある場合は、通話相手が電話を切った後も、メッセージの再生を続けます。

ソフトウェアを使って通話終了トーンを検出する:デフォルトではこのオプションが設定されており、ハードウェアが通話終了を検出しなかった場合でもDialDictateが検出を行います。「再生中に通話終了を検出する」がオフになっている場合は、このオプションをオンにする必要があります。

通話検出のタイミング

ハードウェアの多くは通話終了トーンやDTMFトーンの検出に多少の時間がかかります。通話終了やキーが押された際のトーンは記録が行われてから初めて報告されます。これを補うため、ソフトウェアは録音を現時点の録音を巻き戻すことで、録音終了の最も正確な位置を定めます。こうしたタイミングはハードウェアごとに異なるため、必要に応じて調整を行ってください。

通話終了の検出遅延(ミリ秒)通話終了トーンが検出された後で切り捨てる録音の長さを設定します。録音の最後が途中で切れる場合はこの数値を減らしてください。通話終了トーンが録音される時間が長すぎる場合はこの数値を上げてください。(注意:終了トーンが異様に長い場合は、上記でご説明した「通話終了を検出する」がオンになっていることを確認してください)。デフォルトの値は4500で設定されています。

DTMFトーン検出ディレイ(ミリ秒)通話者がキーを押した後に切り捨てる録音音声の長さを設定します。録音が途中で切れる場合はこの数値を下げてください。注意:数値を下げすぎると、録音の再生時にトーンが再検出されたことで録音にDTMFトーンが入ってしまうと言った問題が発生する場合がありますのでご注意ください。デフォルトの値は350ミリ秒に設定されています。

特定の着信音の検出

電話回線によっては様々な着信音を使って通話の種類を分類(例:Faxと音声による通話の聞き分け)したり、異なる番号との通話を行ったりすることができます(1つの回線で異なる番号を受信する場合)。

特定の着信音は特定の着信音番号(DRN)を使って処理されます。番号はある程度自由に決めることができます(以下を参照)。

ハードウェアベースの特定の着信音を使用

このオプションを選択した場合、DRNは音声モデムまたはテレフォニーの音声ボードから直接戻ってくる番号になります。ハードウェアが特定の着信音の検出に対応している場合このオプションを使用することをお勧めします。残念ながら、多くの音声モデムやテレフォニー音声ボードは特定の着信音に対応していませんので、この場合はソフトウェアを使った検出を行う必要があります。

着信音の間隔を最大にする - ソフトウェアベースの着信音検出

このオプションを選択すると、ソフトウェアは着信音の最大間隔を使ってDRNを算出します。最大時間が設定時間より長い場合、DRNは1として報告されます。最大時間が設定時間より短い場合は、DRNが0として報告されます。