動画出力オプション:ロスレスエクスポート設定
ロスレスエクスポートは最高品質の動画をエクスポートすることが出来る機能です。必要な際にのみ動画ファイルの再符号化を行うことで品質を高く保ちます。編集機能によってはエクスポート時に動画の再符号化が行われます。再符号化が行われる編集機能は、切替効果やエフェクトの挿入、ソース動画とは異なるフォーマットでのエクスポートなどです。ロスレスエクスポートを行う為に必要な条件の全一覧は以下をご覧ください。
ロスレスエクスポートでは以下の3つのオプションをプルダウンメニューから選択することができます。
- 自動検出:これがデフォルトの設定です。エクスポートする動画内の大部分に再符号化の必要がない場合は自動的にロスレス設定でエクスポートが行われます。エクスポートする動画内の大部分に再符号化が必要な場合はロスレスエクスポートは行われません。
- ロスレスエクスポートを使う:この設定を選択すると、エクスポートする動画が以下の条件を満たす場合にロスレスエクスポートが行われます。再符号化が必要な部分のみ再符号化が行われ、残りの部分はロスレスエクスポートが行われます。
- オフ(動画を再符号化):この設定を選択すると動画ファイル全体が再符号化され、ロスレスエクスポートは行われません。
選択した方法に応じて他のファイルの設定がロスレスエクスポートに必要な条件を満たすよう調整されます。
ロスレスエクスポートを行う為には入力動画/出力動画が以下の条件を満たしている必要があります:
- H.264およびMPEG4エンコーダの動画ソースであること。
- 出力フォーマットが入力フォーマットと合致していること(対応フォーマットは.avi、.mkv、.mov、.mp4)。
- .avi、.mkv、.mov、.mp4いずれかのフォーマットであること。
- 出力動画と入力動画が同じ画面サイズであり、エンコーダプロフィール、レベル、extradataがあること。
- ビジュアルエフェクトには対応していません。ビジュアルエフェクトが挿入されている動画は再符号化されます。
- シーケンスの最低10%がロスレス編集に必要な条件を満たしていること。条件を満たしている部分が10%以下の場合はエクスポート時にシーケンス全体が再符号化されます。