RecordPad ソフトウェア開発キット

RecordPad ソフトウェア開発 API

RecordPad は、コマンドラインツールを使用して、他のプログラムからコントロールすることができます。例えば、他のプログラムから録音の開始や停止を操作したり、出力フォルダを指定したりすることができます。この機能は、自動化システムの作成に役立ちます。

RecordPad [コマンド][オプション]

コマンド:

-record [フォーマット] [フォーマット設定] 録音を開始します。現設定では、出力ファイルは出力フォルダに置かれます。「ファイル名のプロンプトを表示」が有効な場合は、録音開始前に名前を尋ねるプロンプトを表示します。無効な場合は、現在の設定に基づき、ファイル名が自動で付けられます。

フォーマット オプション:
wav: wav フォーマットで録音
mp3: mp3 フォーマットで録音

フォーマット設定オプション:
フォーマット設定の指定がない場合、RecordPad は現在のフォーマット設定でファイルを録音します。

Wav ファイル: -s サ周波数 -m チャン数> -b<ビットレート>
詳細:
-s <サ周波数> 出力ファイルのサンプル周波数(kHz)
-m <チャン数> チャンネルの数
-b <ビットレート> ビットレートの設定 (キロビット/秒)

固定ビットレート エンコード (CBR) mp3 ファイル: -cbr -b <ビットレート>[-h] -m <モード> [-p]
詳細:
-b <ビットレート>ビットレートの設定(キロビット/秒)
-h 高品質だが遅い
-m <モード> (s)ステレオ、(j)ジョイント、(f)フォース、(m)モノラル、(デフォルト: j)
-p エラー保護

可変ビットレート エンコード (VBR) mp3 ファイル: -vbr -b<最小ビットレート> -B <最大ビットレート> -q <n> -m <モード>[-p]
詳細:
-b <最小ビットレート> 最小許容ビットレートを指定
-B <最大ビットレート> 最大許容ビットレートを指定
-q <n> VBR の品質設定 デフォルト n=4, 0 = 高品質だがファイルが大きい、 9 = 小さ目のファイル
-m <モード> (s)ステレオ、(j)ジョイント、(f)フォース、(m)モノラル (デフォルト j)
-p エラー保護

-recordfile <ファイルパス> [フォーマット設定]
指定したファイルに録音を開始します。フォーマット設定の方法は、上記セクションを参照してください。

-pause
録音を一時停止します。

-done
現在のファイルの録音を終了します。

-restart
録音を再開します。

-resume
一時停止後に録音を再び開始します。

-outdir <dirパス>
RecordPad がファイルをエクスポートする出力フォルダを設定します。

-exit
RecordPadを終了します。

-play <ファイル名>
出力フォルダ内の指定したファイルを再生します。ファイル名を拡張子と共に記入するだけです。例:MyFile01.wav

オプション

-show
RecordPad の実行中、RecordPad を表示します。これはデフォルトの設定です。

-hide
RecordPad 実行中、非表示にします。

-exitifstop
録音が停止すると RecordPad を終了します。

-ms <ミリ秒>
指定したミリ秒が経過すると、自動的に現在の録音ファイルを保存し、RecordPad を終了します。

-showbtn <ボタン>
録音コントロールボタンを表示/非表示します。<ボタン> 値は、次から一つ選んでください:(r)録音、(p)一時停止、再開始(t)、(s)停止、全て表示、全て非表示。

recordpad -record -ms 5000
recordpad -record wav -s 44100 -m 1 -b 8
recordpad -record mp3 -cbr -b 128 -h -m s -p
recordpad -record mp3 -vbr -b 96 -B 128 -q 0 -m s -p
recordpad -recordfile "c:.mp3"-vbr -b 96 -B 128 -q 0 -m s -p
recordpad -outdir "c:files"
recordpad -play "myfile01.wav"
recordpad -record -showbtn showall
recordpad -showbtn r

その他の情報

アプリケーションの製作に問題がある場合は、www.nch.com.au/recordpad/jp/support.html のフォームを使用して、当社までご連絡ください。

ソフトウェアと一緒にRecordPad のパッケージの配布を希望の場合、RecordPad 配布用の、非常に簡単で手頃な OEM ライセンス契約をご検討ください。詳細は、https://www.nch.com.au/reseller をご覧ください。

御社専用のソフトウェアの開発を行いたい場合、または、RecordPadにかなりの量の変更を行いたい場合、当社は企業向けソフトウェア開発事業も提供いたしております。シンプルな機能は $US100 くらいからで行っておりますが、全く新規のアプリケーションの開発となりますと、$US10,000 以上となる場合もあります。www.nch.com.au/development にて、見積もりの問い合わせ先を確認してください。

また、少ない費用で、御社のロゴ等を入れてブランド化することも可能です( 詳細は、https://www.nch.com.au/reseller/jp をご覧ください)。

RecordPad のインストールファイルをソフトウェアと共に配布することができます(ただし、どのような状況下においても、登録キーを配布したり、登録システムの破壊等を企んだりしないでください)。RecordPad のライセンス条項をご覧ください(ヘルプファイルの)。通常、御社の顧客は、当社から直接 RecordPad をご購入いただくことになります。登録済みバージョンの RecordPad を配布したい場合は、簡単なライセンス条項を提供することも可能です。このページのhttps://www.nch.com.au/reseller/jp ソフトウェアライセンスの欄を参照してください。